ごあいさつ

   ~公益財団法人愛媛県教育会の
   スタート


   公益財団法人愛媛県教育会理事長

           田 鍋 修
 本会は、昭和41年に愛媛県教育会として設立し、昭和46年から財団法人の道を歩み、愛媛教育の振興・発展に寄与するとともに、今日の安定した愛媛の教育風土の醸成に貢献して参りました。
 この度、1世紀以上の長きにわたって続いてきました民法の改正があり、これに伴い公益法人制度改革が行われ、本教育会は平成25年1月に「公益財団法人愛媛県教育会」として新たにスタートすることとなりました。愛媛の教育文化の振興に寄与し、未来を担う子どもたちを育成する教育の分野で公益事業を積極的に推進する団体として公益法人に認定されたのであります。
 こうした状況の中、本会の基本理念として、定款には次のとおり記されています。
   





 

「この法人は、新しい時代にふさわしい教育の目的・理念の高揚に努め、愛媛の教育の充実とその振興、家庭・地域社会の健全な発展を図る事業並びに愛媛文教会館を活用した事業を推進し、もって県民の教育・文化・福祉の向上に努めるとともに、併せて平和で民主的な国家・社会の形成に寄与することを目的とする」となっています。

 今回の「公益法人制度改革」の意味を考えるとき、互助互恵、助け合いの精神を持った温かみと潤いのある社会への変革を目指すとともに、教育会組織として公正、透明性のある運営に心がけ、積極的に情報開示を行っていく必要があります。そして、教育関係団体や機関、NPO法人などの地域の多様な主体と協働して社会総がかりの活動を展開し、社会的信用・評価を得るよう努めなくてはなりません。

 今後は、組織の自治(ガバナンス)体制の整備を図るとともに、新しい公共の創造や公益目的事業を着実に実施し、併せて法制上並びに会計上の適正な処理に努めて参りたいと考えています。会員はじめ各種関係団体、県民各位の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。