平成26年度 情報3 「スロージョギング」
スロージョギングについては、平成25年度情報NO8「健康保持のための身体活動」**別名「駆け足」で紹介いたしました。**
3月30日付、愛媛新聞でも、「歩く速さで楽しく走る。エネルギー消費量大きく 減量や健康維持に効果」の見出しで紹介がありました。
「歩くぐらいのスピードで走るスロージョギングが減量や生活習慣病の予防などに効果があるとして注目を集めている。運動神経のない人も気軽に始められるので、中高年を中心に愛好家が増加中だ」の書き出しです。
福岡市東区のアイランドシティの「スロージョギングを楽しむ会」の紹介が記事の中心です。福岡大学の田中宏暁教授が指導者です。その基本を紹介しましょう。
1 スロージョギングの基本は、「ニコニコペース」です。笑顔でおしゃべりを楽しめる速さで走るという意味です。(同じスピードでも、エネルギーの消費量は、ウオーキングの約2倍もあります。)
2 走り方で最も重要なのが足の着地です。足の指の付け根で着地する「フォアフット着地」で、地面からの衝撃を最小限に抑え、けがの予防をしています。
3 その他のポイント ・歩幅を小さく足を小刻みに動かす。 ・地面を強く蹴らない。 ・遠くを眺めるようにして顎を上げて歩く。
4 ジョギングの1日の距離は3km走った例がありました。
効果や期待できることは次のとおりです。
1 糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防や改善にも効果があります。
2 免疫力や抗酸化能力を高める。
3 脳を活性化する。
4 普通は半年、早い人なら3か月でフルマラソンを完走できると断言されています。福岡大学の公開講座では、ひざの悪い63歳の女性が、5月からスロージョギングを始め、12月のホノルルマラソンを完走しました。