平成26年度 情報7「フレイル」をご存知ですか?
( 愛媛新聞掲載の記事を参考にまとめた。 )
「日本老年医学会は、体や脳などが衰えても改善できる状態を{フレイル}と新たに名付けました。介護保険の{要支援}状態とほぼ同じで、食事や運動を中心に適切な指導を受けることで、要介護にならずに済むと説明しています。
健康で、長生きするため参考にし、できることから始めてはどうでしょうか。
くれぐれも無理なトレーニングは、避けましょう。
1 フレイルの特徴は次のような状態があります。
①
75歳以上に多い。
②
筋力が低い。
③
転倒しやすい。
④
認知機能(知覚・記憶・思考)の低下
⑤
うつ症状
⑥
一人暮らしや貧困も関係
2 「フレイル」の判定
厚生労働省が作成した「基本チェックリスト」(別紙参照)の質問に答え、点数に換算する。例えば、20項目の合計が10点以上ならフレイルと考えられる。
3 日本老年医学会フレイルワーキング座長の荒井秀典京都大教授は次のような予防方法を勧めています。
①
たんぱく質を含むバランスの良い食事を心掛ける。
②
ウオーキングを習慣にし、筋トレも加える。
③
インフルエンザの予防接種を受ける。
④
手術後は、食事とリハビリで筋力を回復させる。
⑤
筋力低下の副作用がある薬の服用は、主治医に相談する。
4 荒井教授の言葉
「約140万人いる要支援の人以外にもフレイルに該当する人はおり、要介護にならないようにしたい。生活習慣病を予防するためのメタボという言葉と同じように、フレイルも広めて、健康で長寿の人を増やしたい。」